企業に勤める人は自由な働き方に憧れるものだ。
しかし収入の安定と言う点や、仕事の守備範囲においてはフリーランスになると著しく不利になることもある。
会社員の多くは基本的に週5日、1日8時間労働という原則がある。
もちろん残業時間は人それぞれだが、本来は時期に応じて仕事の量は大きく変動する。
仕事量が安定しているのは、企業のスケールメリットを個々の従業員に還元しているからだ。
受ける仕事が小さくなるほど、個々の仕事量の変動が激しくなる。
制作スタッフやクリエイティブな職種の方は、フリーランスで自由な働き方をしたいと考える方が多い。
しかし、独立をすると自分で営業活動を行わなければならない。
制作物のクオリティが高くても、それを売り込む人間がクライアントとの間で契約を取って初めてお金になる。
どんなに良いものでも、それを必要するお客さんがいなければ生計は立てられないのがフリーランスの現状だ。
フリーランスで生きることが難しいのは、現職では必要としなかった営業力が求められるからと言えるだろう。
自由な働き方がしたいと思い、独立を考えている方は、まずは一件でも自分のお客さんを増やすなど人脈を作っておくこと良い。
現職の間に営業活動を行っておくことで経験になり、一件でも顧客を持っていることで仕事を失うリスクを下げることができる。
最初はなかなか軌道に乗らないものだが、地道な努力を続けた先には自由な働き方がきっと存在するだろう。